高齢出産からの子育てブログ

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出生前遺伝子検査(NIPT)の費用と検査内容



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新型出生前診断(NIPT)の費用と検査内容


「NIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)」とは、胎児の染色体疾患の有無を検査するものです。

「新型出生前診断」とも呼ばれています。

2013年にスタートしました。

それまでの出生前の検査は「羊水検査」「絨毛検査」が一般的で、この検査にはわずかながらも流産などの危険性もありました。

この「NIPT」は採血だけの検査になるので、その危険性がありません。

 

私は当初、この検査を受ける気はありませんでした。

結果的に検査を受けたので、それまでの心境の変化や、検査の内容や費用などを書いていこうと思います。

なお、内容は2015年の事になります。

現在は変わっているところもあるかもしれませんし、実施している病院・施設によっても内容が変わる事をご了承下さい。

 

+++目次+++

 

 

検査対象の妊婦しか受けられない

NIPTは、どこの病院でも実施している検査ではありません。

検査できる体制の整った施設や病院に限られていています。

また、誰でも受けることのできる検査ではありません。

 

NIPT検査の対象となる妊婦

  • 出産予定日の年齢が35歳以上になる高齢妊娠の方。
  • 過去の妊娠・分娩で胎児が13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーであった妊婦の方。
  • 超音波検査などで可能性を指摘されている妊婦の方。
  • その他の事情により、胎児が13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーの可能性がある妊婦の方。

 

受けるか受けないかは自由

NIPT検査の対象となる妊婦であっても、検査を受ける受けないは自由です。

私は出産時に39歳の予定でしたので対象でした。

かかりつけの産科医から「新型出生前診断の対象になりますが、検査を受けますか?」「検査するのであれば、受けられる期間が迫っているので早い予約が必要です。」と説明がありました。

そこの病院では検査をしていないので、行けそうな距離で実施している病院の一覧を渡されて「自分で予約を取って下さい」と言われました。

 

私は胎児に障害があっても、妊娠・出産によって自分の身体に何かあっても、「産む」という選択肢しか考えていなくて、この検査もしないつもりでした。

帰宅して夫に「病院でこういう説明があったけど、受けないで大丈夫だよね?」と言うと、夫は「受けたい」と言いました。

予想外の返事に少し驚きましたが、2人で話し合い「どんな結果であっても産む」という結果を決めて検査を受けることにしました。

検査を受けたのは、何か問題があるようであれば、出産までの期間で必要な準備や知識を得る事ができると思ったからです。

 

検査できる期間も短いので予約に注意

まずは行けそうな距離の大学病院へ自分で電話予約をしました。

そこの病院では「妊娠週数が10週~14週の妊婦」だけが検査対象になります。

NIPTは母親の血液の中にある胎児のDNAを採取して調べます。

この「妊娠週数が10週~14週」という期間が、胎児のDNA検出率が高い期間だという説明でした。

 

そのあと、検査する病院へかかりつけの産科医からも連絡が必要との事で連絡してもらいました。

また、検査する病院のホームページから「NIPT自己チェック表」というものを自分でプリントアウトして記入したり、そこにかかりつけの産科医にサインしてもらう事も必要でした。

更に「かかりつけ産科医の紹介状」も必要でした。

(現在その大学病院では、そこでの妊婦健診や出産予定のある妊婦しかNIPT検査を実施していないようです。)

 

検査できる妊娠週数についても、現在は病院によって様々のようで10週以降ならいつでも検査可というところもありました。

 

NIPTの検査費用は?(保険適用外)

  • 検査前遺伝カウンセリング料 10,800円
  • 検査費用 200,000円
  • 検査結果説明のカウンセリング料5,400円

保険適用外なのでこれだけの費用がかかりました。

 

わかるのは21・18・13トリソミーだけ

NIPT検査でわかる病気は21トリソミー症候群(ダウン症候群)、18トリソミー症候群、13トリソミー症候群の3つだけです。

それも「確定」ではなく「可能性がある」という状態までです。

結果が「陽性」となった場合は確定診断のために羊水検査が必要になります。

 

また染色体の検査になるので性別もわかることになります。

しかし日本産婦人科学会では性別告知を推奨していません。

安易な気持ちで検査を受ける人を抑制するためとの事です。

そのため学会が認定している検査施設や病院では性別告知はされません。

私の場合は性別については何も話しがありませんでしたし、私から聞くこともありませんでした。

認定外の施設や医療機関では、検査結果と同時に性別まで伝えられてしまうこともあるようです。

「まだ性別は知りたくなかった。」という体験談も見たことがあるので、気になる方は検査前に確認して下さい。

 

検査・カウンセリングにかかる時間

NIPT検査を受ける前には、この検査に関する十分な説明(カウンセリング)を受けて、十分に理解してから実施する必要があります。

日本産婦人科学会の認定外の病院や施設では、しっかりと説明(カウンセリング)を実施していなかったり、検査後のフォローがされていないようなところもあるようです。

 

私が検査を受けた大学病院では、必ず夫婦揃ってカウンセリングを受ける必要がありました。

あまり大きくない部屋へ案内されると、カウンセラーの方が1人で説明をしてくれます。

カウンセリング時間は1時間くらいかかり、いくつかの質問とあとは検査のしくみなどを聞いているだけですがけっこう疲れました。

そのあと、採血です。

20mlの採血なので検査自体はあっという間に終わります。

最後に会計を済ませて終了です。

 

検査結果は2週間後に出ます。

検査結果説明は私一人でも大丈夫と言われましたが、夫婦二人で聞きに行きました。

(現在、その大学病院では検査結果説明も夫婦揃って来て下さいと書いてあります。)

検査時と同じ部屋で、同じカウンセラーの方がいて、「陰性」と書かれた検査結果のコピー用紙を渡されました。

その瞬間は緊張していたのを憶えています。

検査料とは別に、結果説明カウンセリング料として5,400円を会計して終了です。

 

 

身近に検査を悩んでいる人がいたら、検査をすすめるか?

NIPT検査では21番、18番、13番の染色体異常の可能性を調べることができます。

でもわかるのはこの3つだけで、しかも確定検査ではありません。

NIPT検査で「陽性」と出ても、羊水検査で「陰性」になることもあります。

20万円以上出して、この3つの病気の可能性を知りたいかどうかだと思います。

 

望まない結果であった場合はどうするのかという事を夫婦で決めて、自分の気持ちも整理した上で受けることをおすすめします。

この検査ではわからない病気の方が多く、実際に生まれるまで妊婦さんは色々な不安を抱えてしまいがちです。

「検査を受ければ良かった。」と妊娠中にずっと思ってしまうくらいなら、検査を受けて1つでも不安材料を取り除き、穏やかな気持ちで妊娠期間を過ごせればいいのかなと思います。